正解は 3.第11肋骨端下縁 です。
第11肋骨端下縁は章門です。
八会穴は、臓・腑・筋・髄・血・骨・脈・気 のそれぞれの気が集まる重要な経穴です。
その中で 章門は 臓会 に属し、第11肋骨端下縁 に位置します。
章門 (足厥陰肝経)
位置: 側腹部、第11肋骨端下縁
【ポイント】
八会穴をチェックしておきましょう。よくテストに出ます。またこれを応用した問題もありますのでしっかり覚えておきましょう!
臓会:章門 第11肋骨端下縁 →臓腑の調整、特に脾の募穴として消化器系の不調に効果など
腑会:中脘 前正中線上、臍中央の上方4寸 →胃腸の調整、消化不良、腹部膨満感など
筋会:陽陵泉 腓骨頭前下方の陥凹部 → 筋肉のこわばり、痙攣、運動機能の改善など
髄会:懸鍾 腓骨前方、外果尖の上方3寸 →髄(神経系)の調整、めまい、脳の活性化など
血会:膈兪 第7胸椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方1.5寸 →血流の改善、貧血、循環器系の調整など
骨会:大杼 第1胸椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方1.5寸 →骨の強化、関節痛、骨折後の回復促進など
脈会:太淵 橈骨茎状突起と舟状骨の間、長母指外転筋腱の尺側陥凹部 →血管系の調整、動悸、脈診に関係など
気会:膻中 前正中線上、第4肋間と同じ高さ → 気の調整、呼吸器系の改善、精神安定など